サムハイン祭(読み)さむはいんさい

世界大百科事典(旧版)内のサムハイン祭の言及

【ハローウィーン】より

…西洋の年中行事。10月31日の夜に行われる。古代ケルト人のサムハインSamhain祭が起源といわれる。これは死の神サムハインをたたえ,新しい年と冬を迎える祭りで,この日の夜には死者の魂が家に帰ると信じられた。キリスト教の伝播にともない,この祭りはキリスト教にとりこまれ,諸聖人の祝日である万聖節(11月1日)の前夜として位置づけられた。hallowとはアングロ・サクソン語で〈聖徒saint〉を意味し,All Hallows Even(万聖節前夜祭)がつづまって〈Halloween〉となった。…

【火】より


[火と人類文化]
 人間は〈文化をもった動物〉といわれるが,火の使用は人間が文化をもつ動物へと進化を遂げるための不可欠の要素であった。火は家屋の中や周囲で料理,採暖,照明,防虫などに用いられたばかりではない。道具の発達との関連でも,火は実に多くの分野で活用された。木材加工では,生木の伐倒や丸木舟(カヌー)の削出しといった大規模な作業から,小は木材を曲げ,堅くし,鋭い先端部を作り出すといった工作に至るまで,火による加工は刃物による加工と並ぶ基本的な木工技術であった。…

※「サムハイン祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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