トリニール相(読み)とりにーるそう

世界大百科事典(旧版)内のトリニール相の言及

【トリニール】より

…1891年にオランダ人のE.デュボアが,初めてピテカントロプス・エレクトゥスの頭蓋骨をこの地で発見した。出土した地層は中部洪積世のカブーKabuh層であり,その層から出土した動物化石などによる動物層はトリニール相と呼ばれる。北京原人の発見までの間,多くの議論を喚起したピテカントロプスの発見地であるトリニールは,セレンカH.Selenkaの調査隊によって,1907‐08年に再び調査されたが,豊富な動物化石を得たのみで人骨は発見されなかった。…

※「トリニール相」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」