ドノラ事件(読み)どのらじけん

世界大百科事典(旧版)内のドノラ事件の言及

【スモッグ】より

…事件後の調査では,亜硫酸ガス,硫酸,フッ化物,粉塵などの相乗作用による被害であると推定された。
[ドノラ事件(1948年10月26~31日)]
 アメリカのペンシルベニア州ドノラは,モノンガヒラ川に沿って約100mの山に囲まれた渓谷にある製鉄と亜鉛製錬の町で,当時の人口は1万3800人であった。10月26日朝からの霧は31日まで続き,29日の夜から目,鼻,のどの刺激,咳,胸痛,嘔吐などの症状を訴える患者が続出,最終的な罹患者5910人,重症1440人,死亡20人に達した。…

※「ドノラ事件」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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