世界大百科事典(旧版)内のド・ボークルール,G.の言及
【超銀河団】より
…銀河団よりもひとまわり大きい集団体系の存在は,1953年すでにド・ボークルールGerard de Vaucouleursによって提唱され,超銀河系と呼ばれてきたが,70年代末になってそれが宇宙全域にわたる一般的構造であることが明らかにされ,名まえも超銀河団となった。ド・ボークルールは比較的明るい銀河の天球分布が,ちょうど恒星の場合の天の川のように帯状の部分に集中していることを見いだし,天の川の類推から,われわれのまわりの近距離銀河が,回転楕円体状の有限な体系を作っているものと考えた(図1に明るい銀河の天球分布図を示す)。…
※「ド・ボークルール,G.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」