バイ(棒)(読み)ばい

世界大百科事典(旧版)内のバイ(棒)の言及

【棒】より

…豆をまく際に植え穴をあける〈豆植え棒〉,麦の脱穀に用いる〈クルリ棒〉,人や物を支える〈杖〉や〈てんびん棒〉,食品加工に用いる〈こね棒〉や〈麵棒〉などが代表であるが,このほか農具の〈掘り棒〉〈わら打ち棒〉〈豆打ち棒〉,運搬具の〈梶棒〉〈荷い棒〉〈荷杖〉,食品加工具の〈すりこぎ〉など枚挙にいとまがない。また積雪期の野兎狩りに投げ具として使うバイ(棒)は文字どおり棒切れであり,ツグラの下にあてる〈ゆすり棒〉やかご編みなどの型に使う〈輪棒〉,運搬用の〈コロ〉や〈車輪〉は棒のもつ丸みや回転性を利用したものである。このように,棒といってもその形態はいわゆる棒状でないものも多い。…

※「バイ(棒)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」