バイヤルジェ,J.(読み)ばいやるじぇ

世界大百科事典(旧版)内のバイヤルジェ,J.の言及

【躁鬱病】より

…躁鬱病が精神分裂病とともに精神病の一つとして医学的に位置づけられたのは,19世紀末ドイツの精神医学者クレペリンによってであった。彼はフランスの学者ファルレJ.P.Falretの循環精神病,バイヤルジェJ.Baillargerの重複型精神病の後を受け,〈躁〉と〈鬱〉との気分の周期的変動を繰り返すが人格崩壊を起こさない精神病を躁鬱病と呼んだ。躁鬱病には,躁と鬱との両病相を繰り返す循環病,躁病相のみ,あるいは鬱病相のみを繰り返す周期性躁病,周期性鬱病,1回だけの病相を示す単相躁病,単相鬱病などが含められている。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」