パオリーニ,G.(読み)ぱおりーに

世界大百科事典(旧版)内のパオリーニ,G.の言及

【イタリア美術】より

… 第2次大戦ののち,社会主義リアリズムの理論を掲げる具象派のグットゥーゾRenato Guttuso(1912‐87)はイタリア左翼の具象芸術を代表し,トゥルカートGiulio Turcato(1912‐ ),ベードバEmilio Vedova(1919‐ )らは抽象的手法を主張し論争を巻き起こした。1950年代以後,すでにタブローとしての芸術をこえて,材質そのものをコラージュするブリAlberto Burri(1915‐ ),キャンバスをかみそりで裂くL.フォンタナ,物質そのものを提示するマンゾーニPiero Manzoni(1934‐63),クーネリスJannis Kounelis(1936‐ ),パオリーニGiulio Paolini(1940‐ )など,芸術の領域の変質を迫る運動が活発となった。今日,イタリアの現代画家は,テクノロジーの利用,ボディ・アートなどさまざまな可能性を探求する国際的な動きの中で,その第一線に立っている。…

※「パオリーニ,G.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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