パフィン・ピクチャー・ブック(読み)ぱふぃんぴくちゃーぶっく

世界大百科事典(旧版)内のパフィン・ピクチャー・ブックの言及

【絵本】より

…それ以後は,子どもと遊ぶようなブルークLeslie Brooke(1862‐1940)をとおって,近代的な木版家のニコルソンWilliam Nicholson(1872‐1949)を大きな星として,しょうしゃなペン画水彩のアーディゾーニEdward Ardizzoneやクレヨンをうまく使うヘールKathleen Haleたちの時代に入った。イギリスで特筆すべきことは,ソ連の絵本にヒントを得て画期的な安価絵本〈パフィン・ピクチャー・ブック〉のシリーズがきわめて美しいオフセット印刷で出ていることで,その高度の編集と印刷と画風は範とするにたるものがある。1960年代に入るとキーピングCharles Keeping,ワイルドスミスBrian L.Wildsmithが目もさめるような華麗で独創的な手法をみせ,多血質で騒々しいブリッグズRaymond Briggs,それぞれに違ったコミックな画風のバーニンガムJohn BurninghamとオクセンバリーHellen Oxenburyなどが現れ新風をおくる。…

【ペンギン・ブックス】より

…イギリスのPenguin Books Ltd.より出版されているペーパーバックスの叢書の代表的なもの。1935年にレーンAllen Laneが創刊した。名著の復刻を中心にしたが,すぐれた書下ろしも含む。そのうち近代小説を中心とした〈ペンギン〉,一般教養書を中心にした〈ペリカン〉,児童ものを中心にした〈パフィン〉などに分かれるが,〈ペンギン〉の中には〈古典もの〉〈シェークスピア・シリーズ〉〈近代古典〉〈詩人選〉などがあり,また判の大きな〈キング・ペンギン〉などもある。…

※「パフィン・ピクチャー・ブック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」