世界大百科事典(旧版)内のビタミン Dの言及
【くる病(佝僂病)】より
…小児にみられるビタミンD欠乏症(大人ではビタミンD欠乏は骨軟化症として現れる)。佝僂はせむしの意で,この病気は古くから知られていたが,その病態は長いこと明らかではなかった。…
【ビタミン】より
…長期にわたって過剰に摂取した場合には,倦怠感,神経過敏,睡眠障害,食思不振,吐き気,嘔吐などを示す慢性中毒症になる。
[ビタミンD]
脂溶性ビタミンで,くる病の予防因子として発見された。(1)生理作用 腸管からのカルシウム吸収ならびに骨からのカルシウム溶出を促進することによって,血中のカルシウムレベルの恒常性を維持していると考えられている。…
※「ビタミン D」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」