井上ミナ(読み)いのうえみな

世界大百科事典(旧版)内の井上ミナの言及

【筑紫箏】より

…政方の佐賀における門下の系統は,他系の吸収にもつとめ筑紫箏の復興を図り,今泉千春(1775‐1836)は,それまでの伝承を整理して,《松響閣箏話》などを著した。その子千秋から野田聴松を経て,現代の伝承者へと伝えられたが,村井れい(1887‐1958)の没後は,井上ミナ(1895‐1995)一人が伝承するのみとなってしまった。 賢順作曲と伝える古曲を〈十曲〉または〈詠曲〉と称し,ほかに〈秘伝(秘詠)〉〈奥儀(奥詠)〉と称する秘伝曲もあるが,それらの分類および曲目は,時代による異同が著しい。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」