内部転換係数(読み)ないぶてんかんけいすう

世界大百科事典(旧版)内の内部転換係数の言及

【内部転換】より

…また電子がたたき出された後の空孔が高い軌道の電子で埋められるために,X線やオージェ電子の放出を伴う。 内部転換を引き起こすのはγ崩壊と同様に電磁相互作用であり,内部転換の確率Neは理論的に計算されるが,ふつうγ崩壊の確率Nγに対する比(内部転換係数という),α=Ne/Nγを用いて議論する。傾向は,低いエネルギーの崩壊に対してαは大きく,また選択則によってγ崩壊が禁止されているようなときでも,内部転換だけが起こる場合もある。…

※「内部転換係数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」