冬牲(読み)とうせい

世界大百科事典(旧版)内の冬牲の言及

【鄧茂七の乱】より

…当時,貨幣銀経済の浸透する中で,租税は銀納化されつつあり,木綿,甘藷,甘蔗などの商品作物生産が漸増しつつあった。不在地主による大土地所有も進み,佃戸(小作人)は高額地代を支払うほか,冬牲という副租(鶏や鴨などの貢物)を納め,また高利貸的収奪に甘んじ,そのうえ元来地主が支払うべき租税・徭役の一部までを肩代りさせられつつあった。かかる封建的重圧に耐えきれず,流民となる者が多かった。…

※「冬牲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android