世界大百科事典(旧版)内の切石積基壇の言及
【基壇】より
…切石積は,地覆石(じふくいし)の上に羽目石(はめいし)を立て,さらに葛石(かつらいし)をのせる構造で,飛鳥寺中金堂,川原寺中・西金堂,法隆寺金堂などがある。切石積基壇に束石(つかいし)を完備したものが壇正積基壇で,8世紀の南都諸大寺や諸国国分寺を中心に盛行した。束石のない切石積基壇から壇正積基壇へと段階的に発展しており,奈良県の山田寺金堂は一石で羽目石と束石をつくり出している過渡的な形式である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」