世界大百科事典(旧版)内の南極発散線の言及
【南極海】より
…流路は海底地形の影響を受けて蛇行し,一部はインド洋やタスマン海に流入している。南極大陸の近くでは東から西へ吹く風のために西向きの弱い海流があり,南極環流との間に海洋前線(南極発散線)を形成するが,顕著なものではない。南極周辺では低温のため表層水も冷却され,結氷によって海水中の塩分が増え,密度が大きくなり大陸斜面に沿って海底へ沈む。…
※「南極発散線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」