同心円構造論(読み)どうしんえんこうぞうろん

世界大百科事典(旧版)内の同心円構造論の言及

【圏構造】より

…チューネンのモデルをさらに広く解釈して,居住,酪農(近郊農業),小麦,放牧,未利用地と展開することも考えられる。 アメリカ人の都市社会学者E.W.バージェスが1925年,シカゴを調査地域にとり,都市の地域構造の理論として同心円構造論を発表した。これは,都市域で中心部すなわち都心(バージェスは中心業務地区Central Business District(CBD)とよぶ)を取り巻いて漸移地帯,労働者住宅地帯,中・上流住宅地帯,通勤者地帯と同心円状に分布するという圏構造をみせている。…

※「同心円構造論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」