呪われた映画祭(読み)のろわれたえいがさい

世界大百科事典(旧版)内の呪われた映画祭の言及

【アバンギャルド】より

…一方アメリカでは,30年代末期に,安価で入手しやすくなった16ミリのカメラとフィルムを利用して,20年代のアバンギャルドを引き継ぐ〈個人映画〉が台頭し,これがやがてアンダーグラウンド映画の運動につながるのである。
[アバンギャルドと商業映画]
 1949年,フランスのビアリッツで商業主義から見離された映画を集めた〈呪われた映画祭〉が開催された。これに際して,映画批評家アンドレ・バザン(1918‐58)は映画の大衆性と芸術性が離反するという考えは間違いであることを強調し,映画の美学の前衛に立ち,真に映画を前進させるものはすべて〈アバンギャルド〉であるという新しい定義とマニフェストを発表した。…

※「呪われた映画祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」