唐人倉(読み)とうじんそう

世界大百科事典(旧版)内の唐人倉の言及

【唐人】より

…神人(じにん)・寄人(よりうど)となり,交易,海上交通に従事する宋人が北九州に現れるが,この人々も唐人と通称され,鎌倉後期の蔵人所牒(くろうどどころちよう)には,櫛,薬などを遍歴・交易したとみられる唐人が見いだされる。また〈唐土の支証〉を持ち,飴を売る商人も室町時代に確認され,天竺人ヒシリの営んだ土倉(どそう)も〈唐人倉〉といわれた。16世紀以降に姿を現すポルトガル人をはじめとする西欧人も,庶民の中では〈唐人〉といいならわされ,江戸時代には異国人一般をさす用例が広く見られた。…

※「唐人倉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」