塩せんべい(読み)しおせんべい

世界大百科事典(旧版)内の塩せんべいの言及

【せんべい(煎餅)】より

…薄焼きにしたものをそのまま,あるいは有平糖などを芯にして巻きこんだのが巻きせんべい,あるいは巻絹(まきぎぬ)と呼ばれるもので,これは宝永(1704‐11)ごろから江戸吉原の名菓として有名であった。米粉系のせんべいは,埼玉県草加(そうか)市の名物である草加せんべいに代表されるもので,関東では〈塩せんべい〉と呼ぶ。もともとは農家がくず米などの粉をこねて焼き,塩味をつけて補食としていたものと考えられるが,塩にかえて,しょうゆを塗るようになってから商品化した。…

※「塩せんべい」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」