大碓命(読み)おおうすのみこと

世界大百科事典(旧版)内の大碓命の言及

【猿投神社】より

…旧県社で1946年国幣小社に昇格が内定したが実現しなかった。祭神は現在大碓(おおうす)命を主神として,垂仁・景行天皇を配祀するが,このようになったのは室町末期ないし近世初頭のことと思われ,六国史には〈狭投(さなげ)神〉とある。尾張と三河両国にまたがる猿投山に対する信仰よりはじまった神社と考えられ,その南麓に本社が,山上の東西に東宮・西宮が鎮座する。…

【日本武尊】より

…以下《古事記》にもとづいて物語を要約する。小碓命(ヤマトタケル)の兄の大碓(おおうす)命は父天皇の召し上げた乙女を盗み,ために朝夕の食事に参会しなかった。そのことを教えさとせと父から命じられたオウスは,兄が朝の厠(かわや)に入るところを捕らえ手足をひき裂いて菰(こも)に包んで投げ捨ててしまう。…

※「大碓命」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」