奈良伝受(読み)ならでんじゅ

世界大百科事典(旧版)内の奈良伝受の言及

【古今伝受(古今伝授)】より

…この後,宗祇はこれを三条西実隆,近衛尚通(ひさみち),牡丹花肖柏などに相伝し,ここで古今伝受は三流に分かれる。すなわち,実隆と尚通に相伝された古今伝受は,そのまま三条西家,近衛家において受け継がれ家の秘伝となり,肖柏に相伝された古今伝受は,宗訊,宗珀など連歌師に伝えられ堺伝受,奈良伝受となっていった。ところが,三条西実隆の孫実枝は,その子公国と年齢が離れていたため,細川藤孝(幽斎)に古今伝受を相伝した。…

※「奈良伝受」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」