学歴別身分制(読み)がくれきべつみぶんせい

世界大百科事典(旧版)内の学歴別身分制の言及

【職制】より

…工員は,平工(並工),三等職工,二等職工,一等職工,職員は,準社員,社員などに区分されていた。職制秩序の職位と身分制秩序は,対応関係にあるとともに,義務教育(小学校)修了者は工員,中等教育(中学校,実業学校)修了者は初・中級職員,高等教育(専門学校,大学)修了者は上級職員に処遇するというように,両者は主として学歴によって格付けが決められていた(学歴別身分制)。工員と職員(社員)との身分差は,賃金額,賃金形態(たとえば,工員は日給,職員は月給など),福利厚生の利用など労務管理上の各領域における厳然たる格差として現れていた。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」