官等表(読み)かんとうひょう

世界大百科事典(旧版)内の官等表の言及

【ドボリャンストボ】より

… ロシアではキエフ・ロシアの時代以来,古い貴族層(ボヤールストボboyarstvo)が存在していたが,15~16世紀ごろから,モスクワ大公に奉仕する小領主層であるドボリャンストボが,中央集権国家発展の支柱としてあらわれてきた。そして18世紀のピョートル1世の改革によって,官等表で規定された一定の職につけば,だれでもドボリャニーンになれることになり,ボヤールストボはドボリャンストボに吸収されていった。ピョートルはまた,従来からの公爵knyaz’のほかに伯爵graf,男爵baronの爵位を新設した。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」