寄生蠕虫学(読み)きせいぜんちゅうがく

世界大百科事典(旧版)内の寄生蠕虫学の言及

【蠕虫】より

…すなわち扁形動物,線形動物(センチュウ,シジョウチュウなど),鉤頭動物(コウトウチュウ),環形動物などに属する動物群をいい,寄生生活種のみならず自由生活種も含めた呼称として用いられている。医学的には,単細胞の原虫に対して多細胞の寄生虫群を意味する名称で,それらについて研究する学問分野を寄生蠕虫学という。 寄生性の蠕虫は,自由生活種に由来したものと考えられており,寄生生活に適応して,吸盤や鉤など宿主に固着する器官の発達がみられる一方,周囲に栄養が豊富なので消化器官は退化し,条虫類のようにまったくこれを欠くものもある。…

※「寄生蠕虫学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android