市の餅(読み)いちのもちい

世界大百科事典(旧版)内の市の餅の言及

【五十日祝】より

…この役には父または外祖父が当たり,式は戌(いぬ)の刻(午後8時ごろ)の例が多い。この儀には市(いち)の餅(月の前半は東市,後半は西市)を調進するしきたりで,もと民間習俗だったものが形式化されたものとみられる。儀式の調度はすべて小ぶりに作られ,餅をはじめ籠物(こもの),折櫃(おりうず)などは50に数を合わせる。…

※「市の餅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」