打蒔(読み)うちまき

世界大百科事典(旧版)内の打蒔の言及

【米】より

…熱帯の植物である稲は,日本列島以外から渡来してきたために,天孫降臨神話とは別に,弘法大師のような貴い僧が持ち帰ったとか,ツルが運んできたとかの伝説が各地に伝えられているのも,米の神聖性とともに外来の作物であることを反映している。打蒔(うちまき),散米(さんまい)とか散供(さんぐ)といって,神や仏の前などで米をまく習俗があるが,これは米の霊的な力によって邪悪な霊を追い払い,そこを聖域にしようとする意図をもっている。 米が霊的な力をもつという観念は,人間の一生の儀式にも見られる。…

※「打蒔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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