擬話本(読み)ぎわほん

世界大百科事典(旧版)内の擬話本の言及

【三言二拍】より

…各巻が小説1編であるが,重複1編と《二刻拍案驚奇》第40巻が実は戯曲であるのを除き,全部で198編の小説を収める。内容は,宋・元代に行われた講釈師の講談を筆録したもの,すなわち〈話本〉,および明代に話本の形式になぞらえて作られたいわゆる〈擬話本〉から成り,中には編者自身の創作もあるらしい。〈擬話本〉は〈三言〉よりは,のちに出た〈二拍〉の方に多い。…

※「擬話本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」