日郷(読み)にちごう

世界大百科事典(旧版)内の日郷の言及

【大石寺】より

…同年,日目は日興の遺命に従い,日蓮の法門を天皇に上奏すべく,大石寺の留守を日道に託して出立したが,上洛途上で没した。随行した日尊,日郷は師に代わってこれを果たしたという。その後,富士に帰った日郷と大石寺の留守に当たった日道との間に当寺継承について争いがおこったが,大石寺創建に力のあった南条氏を親族とする日道が36年(延元1∥建武3)当寺を継承,日蓮,日興,日目に次いで第4世となった。…

※「日郷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」