木造氏(読み)きつくりうじ

世界大百科事典(旧版)内の木造氏の言及

【久居[市]】より

…中世,伊勢神宮領の御厨(みくりや)や御園が置かれ,また平家に伝領されてのち久我家領となった木造(こつくり)荘があった。木造には伊勢国司北畠氏から分家した木造氏が南北朝期から居城したと伝え,木造氏は戦国期には織田信長・信雄に仕え,戸木(へき)城に拠って蒲生氏郷と戦っている。久居の市街地区の発展は,1669年(寛文9)藤堂高通が津藩より分封されて野辺(のんべ)の高台に居館を築き,町場が形成されたことに始まる。…

※「木造氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」