沿徴(読み)えんちょう

世界大百科事典(旧版)内の沿徴の言及

【五代十国】より

…しかし,富国強兵策をとらざるをえないいずれの国々も農民に対しては過重な負担を強いた。税役の基本は唐中期以来の両税法であったが,沿徴と呼ばれる両税に対する付加税の数がすこぶる多く農民を苦しめた。沿徴には,牛皮銭,橋道銭,農器銭,麴(きく)銭,塩銭,加耗米(雀鼠耗),麻鞋銭,公用銭など多種があった。…

※「沿徴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」