海外留学規則(読み)かいがいりゅうがくきそく

世界大百科事典(旧版)内の海外留学規則の言及

【留学】より

…幕末の海外留学は,江戸時代の文武の国内遊学・修行の旅の伝統を背景とし,新たに西洋の軍事技術の吸収,海外情勢の把握(〈夷情探索〉)が目的となった。明治になると,新政府は近代化と富国強兵のために西洋文明の大規模な導入をめざし,御雇外国人の招聘・雇用とともに留学派遣を重視し,70年(明治3)には〈海外留学規則〉を制定し,さらに72年の〈学制〉では条文の3分の1もが留学にあてられた。これは当時の世界の教育法規のなかでもきわめて異例のことである。…

※「海外留学規則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」