世界大百科事典(旧版)内の碇ヶ関[温泉]の言及
【碇ヶ関[村]】より
…岩木川支流の平川上流の山地を占め,秋田県に接する。中心の碇ヶ関は天文年間(1532‐55)に記された《津軽郡中名字》には〈瞋ノ関(いかりのせき)〉とあり,近世に参勤交代の通路として羽州街道が通じてからは津軽藩主の〈御仮屋(おかりや)〉が設けられ,大間越(おおまごし),野内(のない)とともに津軽三関の一つに数えられる番所が置かれた。村域の9割近くを山林が占め,その大部分は国有林からなり,農業は若干の米とリンゴを産するにすぎない。…
※「碇ヶ関[温泉]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」