絲屋太右衛門(読み)いとやたえもん

世界大百科事典(旧版)内の絲屋太右衛門の言及

【南洋日本人町】より

…17世紀初めごろから末近くまで,東南アジア各地に形成された日本人居留民の町。日本人の海外渡航はすでに16世紀の終りごろから増加していたが,朱印船制度(朱印船)の確立とともに一段と盛んになった。1636年(寛永13)の第4回鎖国令発布までの約30年間に発給した朱印状の数は合計356通に達するが,実際の渡航船隻数はこれより多かったと考えられる。その行先は交趾(現在のベトナム中部),暹羅(タイ),呂宋(フィリピンのルソン島),柬埔寨(カンボジア),東京(トンキン。…

※「絲屋太右衛門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」