花寄せ(読み)はなよせ

世界大百科事典(旧版)内の花寄せの言及

【巫女∥神子】より

…幼児の死,不慮の災害による非業の死者については特別念入りの口寄せを実施する。会場いっぱいを造花で飾る〈花寄せ〉,同一死者に対し2回施す〈二度の梓(あずさ)〉,七座の供膳をそなえて丁重に行う〈七(なな)くらよせ〉,あるいは霊前に小型の舟をつくって供え,口寄せの終わったのち死者の霊や供物のすべてを舟にのせて海へ流す〈舟っこ流し〉など,手のこんだ形式がみられる。 口寄せ巫女の名称も地方ごとに多彩である。…

※「花寄せ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」