荷損船損(読み)にぞんふなぞん

世界大百科事典(旧版)内の荷損船損の言及

【海損】より

…また,分損には,単独海損と共同海損とがある。海上保険【佐藤 幸夫】
[江戸時代の海損]
 江戸時代の単独海損は〈荷損船損〉と呼ばれ,荷物は荷主がその損害を負担し,船舶は船主がその損害を負担する方法である。16世紀末の戦国末期,沿海諸侯が軍需品の海上輸送を行うに当たり,海上の危険は風波の難ばかりでなく,敵国または海賊によって拿捕略奪される状態にあった。…

※「荷損船損」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」