行政発掘調査(読み)ぎょうせいはっくつちょうさ

世界大百科事典(旧版)内の行政発掘調査の言及

【発掘】より


[現状と問題点]
 発掘調査は,それによって解決すべき問題,検証すべき仮説を明確に把握し,その解決と検証を目ざして実施するものである。しかし,現在日本では,この種の発掘調査は年間200件前後に限られ,圧倒的に多いのは年間数千件に及ぶと推定される,いわゆる行政発掘調査である。行政発掘調査は,道路や住宅の建設など各種の国土開発行為によって遺跡が破壊される事態が生じたとき,事前に発掘調査することによって,失われるすべての情報をその遺跡から回収することを目的として実施されるものである。…

※「行政発掘調査」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」