西村屋与八(読み)にしむらやよはち

世界大百科事典(旧版)内の西村屋与八の言及

【永寿堂】より

…天明末年から天保(1780年代‐1840年代)にかけて繁盛した江戸の地本問屋(じほんどいや)の堂号。屋号は西村屋。日比野氏。通称は与八。栄寿斎,また山巴亭青江とも号す。江戸の地本問屋として旧家である鱗形屋(うろこがたや)の次男。馬喰町2丁目角に店があった。山東京伝,曲亭馬琴,柳亭種彦,十返舎一九,滝亭鯉丈などの作品を多く出版。また,清長,湖竜斎などの浮世絵の版元でもある。古浄瑠璃60種の板木を所有し,毎春これをすり出して奥州へ下す。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」