世界大百科事典(旧版)内の観世音寺式伽藍配置の言及
【観世音寺】より
…創建時の伽藍配置は現存する礎石,発掘調査の成果,905年(延喜5)の《観世音寺資財帳》などで知ることができる。講堂と中門を回廊で結び,その中に西に金堂,東に塔を並列させる法起寺(ほつきじ)式の伽藍配置をとるが,東を向く金堂に特徴があり,近江の崇福寺,東北の多賀城廃寺とともに観世音寺式伽藍配置として知られている。これらの建物はさらに南大門と北大門を結ぶ築地で囲まれ,その南西隅に戒壇院が設けられている。…
※「観世音寺式伽藍配置」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」