観血的手術(読み)かんけつてきしゅじゅつ

世界大百科事典(旧版)内の観血的手術の言及

【手術】より

…しかし現在では,頭蓋,胸膜,腹膜を開き直接内臓にメスを入れて手術を行っているので,日本語の外科という言葉は,内容と字面とでは食い違いがおこってきており,外科が内科でもあるような内容をもつようになったといえよう。なお手術を広義にとる場合には,上述したように切開して血を見る,いわゆる観血的手術のほかに,粘膜や皮膚を切開せずに行う治療行為を含む。後者を非観血的手術とよぶが,これには関節脱臼の整復,骨折の固定,ヘルニア嵌頓(かんとん)の徒手整復などがある。…

※「観血的手術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」