角の3等分問題(読み)かくのさんとうぶんもんだい

世界大百科事典(旧版)内の角の3等分問題の言及

【作図不能問題】より

…古代ギリシアの幾何学者によって扱われた使用器具を定規とコンパスに限定する平面図形の作図がもっともよく知られているが,これに関する次の三つの問題がとくに著名である。(1)与えられた角を3等分すること(角の3等分問題),(2)与えられた立方体の体積の2倍の体積をもつような立方体を作ること(立方体倍積問題),(3)与えられた円と等しい面積をもつ正方形を作ること(円積問題)。これらの問題は前5,6世紀ごろからギリシアの幾何学者によって研究され,執拗(しつよう)にその解法が求められたのであるが,解決をみず,ギリシア数学の三大問題として後世に残された。…

※「角の3等分問題」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」