角合せ(読み)つのあわせ

世界大百科事典(旧版)内の角合せの言及

【闘牛】より

…鮮やかな手腕で牛を倒したときは莫大な賞金と,殺した牛の耳としっぽが記念として与えられる。 日本の闘牛は雄牛どうしの闘争で,1178年(治承2)に後白河院で〈角合せ〉があったと記され,12~13世紀の作とされる高山寺蔵の《鳥獣戯画》に闘牛が描かれているので,かなり古くから行われていたと推定される。江戸時代に橘南谿の随筆《西遊記》や滝沢馬琴の小説《南総里見八犬伝》,天保年間刊の小寺応斎の紀行文《伊豆日記》などに闘牛の記述があるので,鹿児島,新潟,八丈島で行われていたことがわかる。…

※「角合せ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」