貸付信託受益証券制度(読み)かしつけしんたくじゅえきしょうけんせいど

世界大百科事典(旧版)内の貸付信託受益証券制度の言及

【貸付信託】より

…貸付信託制度はおもに,(1)電力,石炭などのエネルギー産業をはじめとする基幹産業に対する資金配分の必要性,(2)1949年のドッジ・ラインに伴う徴税攻勢を忌避した退蔵資金を吸収する必要性,(3)第2次大戦後経営不振に陥っていた信託銀行を救済し,信託制度の復興をはかる必要性,から生まれた。これらの必要性を満たすため貸付信託受益証券制度が創設され,信託の実債配当主義を活用して,規制金利外の高利配当が認められ,当初は2年もの年8.8%,5年もの9.5%の高配当が行われた。この高利回りは踏襲され,今日でも貯蓄商品のなかで高い利回りを誇っている。…

※「貸付信託受益証券制度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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