遠藤進之助(読み)えんどうしんのすけ

世界大百科事典(旧版)内の遠藤進之助の言及

【太閤検地】より

…後藤陽一は,すでに自立を達成している農民を中心とする村落共同体が,太閤検地を契機に年貢村請(むらうけ)制の主体となった事実を強調した。さらに遠藤進之助は,太閤検地の政策基調は,領主に対して夫役(ぶやく)を負担しうる農民を役家として設定することにあったと主張した。これらの論争は残念ながら中断されたままで,明確な結論はつけられていない状況にあるが,80年代には勝俣鎮夫らによる戦国大名検地の研究が,この問題に再び照明をあてている。…

※「遠藤進之助」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」