鉛クリスタルガラス(読み)なまりくりすたるがらす

世界大百科事典(旧版)内の鉛クリスタルガラスの言及

【ガラス工芸】より

…そしてボヘミアン・グラスの寡占体制も,19世紀初めの各国の保護貿易主義の動きの中で,厚い壁にぶつかり,衰退してゆく。
[アール・ヌーボーと現代のガラス]
 イギリスでは透明感と屈折率の高い鉛クリスタル・ガラスが1673年レーベンズクロフトGeorge Ravenscroft(1618‐81)によって発明され,18世紀より高級テーブル・グラスを発達させた。ドイツ,ベルギー,フランスでも,それぞれ独自のガラス工芸が興隆してきた。…

【クリスタルガラス】より

…美術工芸品,装飾品用の屈折率を高めたガラス。カリガラス系(K2O‐CaO‐SiO2系)はボヘミアクリスタルガラス,鉛ガラス系(K2O‐PbO‐SiO2系)は鉛クリスタルガラスと呼ばれる。後者の鉛クリスタルガラスが一般的であり,輝きを増すために屈折率を大きくする目的で加える鉛成分を最大35重量%,ふつう25重量%程度含有する。…

※「鉛クリスタルガラス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」