銀目停止(読み)ぎんめていし

世界大百科事典(旧版)内の銀目停止の言及

【丁銀】より

…この包銀には常是包,銀座包,仲間包があった。1868年(明治1)5月,維新政府は銀目廃止(銀目停止)の布令を出し,銀目(銀遣い)取引の慣行は廃止となり,金遣いおよび銭遣いによるべきこととされた。【作道 洋太郎】。…

【米価】より

…その主因は天保,安政,万延と続く貨幣増鋳にあり,とくに60年(万延1)以降の急騰は開国にともなう貨幣相場の変更によるものであった。68年(明治1)5月の〈銀目停止令〉により銀建米価の呼称は金建てに変更され,さらに71年には〈両〉から〈円〉に切り替えられ,同時に高騰していた米価も下降に向かうこととなって,ここに前近代的な米価体系は幕をとじた。【岩橋 勝】。…

※「銀目停止」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」