鏡像(物理)(読み)きょうぞう

世界大百科事典(旧版)内の鏡像(物理)の言及

【鏡】より

…像(イマーゴ,イメージ)が映ること自体が驚異であったことは確かだが,同時に映像は実体に劣るものという認識も確立した。プラトンのイデア論はこれを比喩に用いているし,キリスト教神学の基盤となったパウロの教え(《コリント人への第1の手紙》13:12)でも,現世の人間に可能な認識形態はおぼろげな鏡像にすぎぬ,という比喩を立てている。この比喩はキリスト教象徴神学の根幹であり,中世思想を深く支配した。…

※「鏡像(物理)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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