阿塔梅(読み)あたはい

世界大百科事典(旧版)内の阿塔梅の言及

【江南軍】より

…1281年(弘安4)の弘安の役時に東路軍(蒙古・高麗軍)とともに日本に遠征した,南宋の降兵を主体とした元軍の一派。1279年南宋を滅ぼした元にとって,降伏した旧南宋軍人の処置が緊急の課題となった。そこで元は旧南宋軍人を第2次日本遠征に利用することにし,阿剌罕(あらかん)を総司令官としたが,病気のため後に阿塔海(あたはい)がこれに代わった。范文虎(はんぶんこ)が率いる江南軍の兵員は10万人,3500艘の兵船で,はじめ6月15日以前に東路軍と壱岐で合流する予定であったが,作戦が変更され,6月18日に慶元(寧波)を出発した。…

※「阿塔梅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android