阿曇目(読み)あずみめ

世界大百科事典(旧版)内の阿曇目の言及

【阿曇氏】より

…阿曇氏は早くより海人を支配しており,《日本書紀》に,応神天皇のとき,阿曇連(むらじ)の祖大浜宿禰(すくね)を遣わして諸所の海人の騒ぎを鎮めさせ,宿禰を〈海人之宰(海人の統率者)〉としたとあるのも,これまでの阿曇氏の立場が公認されたことを示すものであろう。履中天皇のとき,阿曇浜子が住吉仲皇子(すみのえのなかつのみこ)の反に加担して黥刑(げいけい)に処されたので入墨を阿曇目と称したという。以後しばらく顕著な活動を見なかったが,推古朝以後再び活動し始め,とくに阿曇比羅夫は半島問題に関係し,後に天智朝初年の百済救援の役には大将軍として水軍を率いて参加した。…

※「阿曇目」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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