世界大百科事典(旧版)内の陸鍛冶の言及
【貸鍬】より
…貸料は時代や地域によっても異なるが,鍬1挺年間玄米2升5合~3升というのが一般的である。貸主は農鍛冶が大部分であるが,三条・見附地方では陸(おか)鍛冶という鍛冶問屋や金物商がこれにあたることもあり,一軒で3000挺近い貸鍬を持つ場合もまれではなかった。貸鍬の修理はすべて無料で,秋に鍛冶屋が農家をまわり,農閑期の冬のうちに鍬の修理を終え,春先にこれを配る方式がとられた。…
※「陸鍛冶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」