青陰城(読み)あおかげじょう

世界大百科事典(旧版)内の青陰城の言及

【因島】より

…なお瀬戸内水軍の代表としてよく知られる因島の村上氏は,能島(のしま)(現,大島)と来島(くるしま)の村上氏と合わせて三島(さんとう)村上と称せられ,すでに南北朝時代より大きな力を有し,応仁の乱から戦国争乱期を通じて,独立を維持しながら,時々の合戦のたびに大名の招きをうけていずれかにみかたするという形で活躍した。青陰城をはじめとして現在因島に残る中世の城跡は,ほとんどが村上氏の築城と伝えられる。また1468年(応仁2)に明に渡った天与清啓の記録《戊子入明記》には,渡唐船の一艘として〈隠島熊野丸六百斛〉が記されており,因島が早くから海運の拠点であったことは他の史料からもうかがわれる。…

※「青陰城」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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