世界大百科事典(旧版)内のα-ピネンの言及
【ピネン】より
…植物の精油中に広く存在し,とくにテレビン油の主成分をなす,パイン様の特有の香気をもつ無色の流動性のある液体。α‐ピネンとβ‐ピネンの異性体があり,天然には混合物として存在するが,一般にα‐ピネンの含有量が多い(約60%)。またα‐ピネンには右旋性(=+52゜)と左旋性(=-51゜)の光学異性体があり,アメリカ産ピネンは右旋性,ヨーロッパ産は左旋性である。…
※「α-ピネン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」